【トマト栽培】葉が白い!病気じゃない?原因は春先の「寒さストレス」だった体験談

家庭菜園

家庭菜園で人気の高い中玉トマト。手軽に育てられ、収穫の喜びも大きいため、毎年楽しみにしている方も多いでしょう。

しかし、大切に育てているトマトの「葉が白くなっていく」のを見ると、誰もが「病気だろうか?」「害虫の仕業か?」と不安になるはずです。

季節はもうすぐ冬を迎えようとしていますが、ふと、今年の春先に中玉トマトを定植した時のことを思い出しました。まさに私がその「葉が白い」現象に直面し、頭を悩ませた体験者の一人だからです。

この記事では、私がどのようにしてその原因を突き止め、解決したのか、その体験談を共有します。もし今、あなたのトマトの葉が白くて悩んでいるなら、農薬を撒く前にこの記事を読んでみてください。それは病気ではなく、単純な「寒さストレス(低温障害)」かもしれません。


恐怖!トマトの葉が白くなる「病気」を疑った日々

それは、中玉トマトの苗を畑に定植して数日後のことでした。最初は元気に根付いたように見えた苗の、特に上部の若い葉が、徐々に緑色を失い、白っぽく変色し始めたのです。

家庭菜園家として、まず疑ったのは「病気」または「害虫」です。

  • うどんこ病?:葉の表面に白い粉をまぶしたようになる病気ですが、それとは少し違いました。粉ではなく、葉の色素そのものが抜けていくような感じです。
  • ハダニ?:葉の裏を調べましたが、小さな虫がいたり、特有の「カスリ状」の斑点やクモの巣のようなものも見当たりません。
  • モザイク病(ウイルス病)?:葉がまだら模様になる病気ですが、症状が典型的なモザイクパターンとも言い切れませんでした。
  • 肥料不足(要素欠乏)?:定植したばかりで、土には元肥も入れています。肥料不足にしては早すぎると感じました。

インターネットで「トマト 葉が白い 病気」と検索し、様々な病気の画像と見比べましたが、なかなか該当するものがありません。病気だとしたら他の株にうつるかもしれない、このまま枯れてしまうのではないか、と気が気ではありませんでした。


原因特定の光:「寒さストレス(低温障害)」という可能性

いろいろな情報をあたり続け、しばらく悩んでいたところ、ある情報に行き着きました。それは「寒さストレス(低温障害)」というキーワードです。

トマト(中玉トマトも同様)は、本来高温を好むナス科の夏野菜です。生育適温は日中20℃~30℃、夜間でも15℃程度とされています。

もし、生育適温を大幅に下回る(特に10℃以下)低温にさらされると、トマトは大きなストレスを受けます。これが「寒さストレス」です。

この情報を見て、私はハッとしました。

そういえば、今年は定植してからすぐに雨が降ってしまい、夜がとても寒かったことを思い出しました。

春先は天候が不安定です。「寒の戻り」や「遅霜(おそじも)」のリスクがある時期に、少し焦って定植してしまったのです。さらに、冷たい雨が降ったことで、地温も一気に下がり、トマトの苗にとっては耐え難い環境になっていたに違いありません。

なぜ寒さで葉が白くなるのか?

低温にさらされると、トマトは根から水分や養分(特にリン酸など)を正常に吸収できなくなります。また、葉緑素(クロロフィル)を生成する能力も低下します。

光合成がうまくできず、養分も行き渡らない。その結果、特に新芽や若い葉の組織が正常に発達できず、色素が抜けたように「白化」してしまうのです。これは、トマトが「寒すぎる!」と上げている悲鳴のようなものでした。


病気ではなかった証拠と、その後の回復

原因が「寒さストレス」である可能性が高い。そう思うと、私にできることは一つでした。それは「保温」と「気温の回復を待つ」ことです。

幸い、私が悩んでいるうちに数日が経過し、天気予報は「今後は気温が上がり、安定する」と告げていました。

そして、その後の経過は、私の仮説が正しかったことを証明してくれました。

それだったことを示すように、そのあとは温度もあがり、トマトは元気に成長しました。

一度白くなった葉が完全に元の濃い緑色に戻るわけではありませんでしたが、新しく展開する葉はしっかりとした緑色をしていました。気温の上昇とともに、根が再び活発に動き出し、養分を吸い上げ始めたのです。

もしこれが深刻な病気やウイルスであったなら、気温が上がっても回復せず、症状は悪化の一途をたどったはずです。


まとめ:トマトの葉が白くなったら「気温」をチェック!

今回の体験から学んだことは、植物の不調をすぐに「病気」と決めつけないこと、そして「環境要因(特に気温)」を疑うことの重要性です。

もしあなたが、特に春先に定植した中玉トマトの葉が白くなって悩んでいるなら、以下の対策を試してみてください。

  1. 天気予報を確認する:定植後、最低気温が10℃を下回る日がありませんでしたか?
  2. 慌てて農薬を使わない:病気ではない場合、農薬は逆効果(さらなるストレス)になる可能性もあります。
  3. 保温対策を検討する:まだ寒い日が続くようなら、「あんどん(行灯)」を立てる、不織布をかける、ビニールトンネルをするなど、保温対策が有効です。
  4. 気温の回復を待つ:一時的な寒さであれば、気温が20℃以上で安定してくれば、トマトは自力で回復することが多いです。

トマトは「夏野菜」であるという基本を忘れず、焦って早植えしすぎないことが、春先の寒さストレスを回避する一番の予防策と言えるでしょう。

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